音声通話付きの格安SIMは月額いくらから使える?
格安SIMを選ぶとき、有名なサービスを中心に比較する方も多いと思います。一方、知名度はそれほど高くなくても、少容量の料金や通話定額、他サービスとの組み合わせなどに特徴があり、自分の使い方に合うサービスもあります。
知名度に加えて、月額料金、データ容量、通話条件、利用する回線を確認すると、選択肢が広がります。同じ「音声通話付き」でも、通話料が別にかかるプランと、短時間のかけ放題が含まれるプランがあります。
今回は、ロケットモバイル、DTI SIM、X-mobile(エックスモバイル)、LIBMO(リブモ)、J:COM MOBILEの5社について、音声通話付きプランの料金と、それぞれに向いている使い方を比較して紹介したいと思います。
比較表では、外出先でネットも使える容量制プランを取り上げます。ロケットモバイルの低速プランは、個別紹介で補足します。
※料金は税込です。個人が1回線を契約する場合の通常月額基本料金を基準とし、期間限定キャンペーン、セット割引、年齢などの条件付き特典、ポイント還元は含めていません。通話料、SMS送信料、端末代、初期費用、各種制度に基づく料金などが別途必要になる場合があります。
音声通話付きSIMの料金とデータ容量を比較
| サービス | 利用回線 | 比較対象の月額基本料金 | 対象プラン | データ通信 | 基本料金に含まれる無料通話 |
|---|---|---|---|---|---|
| ロケットモバイル | ドコモ(Dプラン) | 765円 | Dプラン・1GB・通話プラン | 月1GB | なし |
| DTI SIM | ドコモ | 1,485円 | 音声プラン・2GB | 月2GB | 1回10分以内の対象国内通話 |
| X-mobile | ドコモ | 715円 | グリーンプラン・1GB | 月1GB | なし |
| LIBMO | ドコモ | 980円 | なっとくプラン・3GB・音声SIM | 月3GB | なし |
| J:COM MOBILE | au | 1,408円 | Aプラン ST/SU・1GB | 月1GB | なし |
※利用回線は表に掲載したプランのものです。ロケットモバイルは選ぶプランによって回線が異なります。また、同じドコモ回線やau回線でも、事業者や時間帯などによって通信速度・使い勝手は変わります。
※2026年10月17日時点。ロケットモバイルは容量制の音声付きで最も安い1GBプランを掲載しています。音声通話付きの最低料金は、最大200kbpsの神プランで月額490円です。高速データ容量付きプランと条件が異なるため、比較表から分けています。
※LIBMOのなっとくプランは10月19日で新規受付終了予定です。10月20日からは、音声付き5GB・月額990円の「超なっとくプラン」が提供開始予定です。これから申し込む方は、個別紹介の変更点も確認してください。
上の表ではX-mobileの月額715円が最も低い料金です。ただし、DTI SIMには10分かけ放題が含まれるため、電話をかける方は通話オプション込みの金額も比較すると選びやすくなります。
ロケットモバイル|ネットも使うなら1GB・月額765円から
ロケットモバイルのDプランでは、音声通話付きの1GBプランを月額765円で利用できます。Wi-Fiを中心に使い、外出先でのデータ通信は少量という方の候補になります。
もう少し容量が必要な場合は、2GB・850円、3GB・985円の通話プランも選べます。通常の国内通話料は30秒22円で、基本料金には無料通話を含みません。
通話中心なら神プランも比較候補
月額料金をさらに抑えたい方には、Dプランの音声通話付き「神プラン」もあります。月額490円で、データ通信は最大200kbpsです。
神プランは低速通信のプランです。1GBなどの高速データ容量付きプランとは使い勝手が異なるため、動画や画像の多いサイトをよく使う方は、料金だけで選ばないようにしましょう。
通話プランとデータ専用プランでは料金が異なります。安い料金表示を見つけたときは、電話番号で発着信できる「通話プラン」になっているか確認することが大切です。
DTI SIM|2GBと10分かけ放題を月額1,485円で利用
DTI SIMの新規受付中の音声プランは、2GB・月額1,485円から選べます。1回10分以内の対象国内通話が基本料金に含まれる点が特徴です。
短い電話を何度もかける方は、データ通信と通話をまとめた支払額で比較できます。10分を超えた部分の通話料は30秒11円で、国際電話やナビダイヤルなど一部の通話は定額の対象外です。
容量を増やしたい場合は、4GB・1,650円、8GB・1,980円、16GB・2,420円もあります。少容量でも通話を使う方には、基本料金に何分の通話が含まれるかが選ぶポイントになります。
データ通信量が多い方向けには、毎日1.4GBまで利用できる「すごギガ」の音声プランも月額3,960円で用意されています。1日ごとに容量がリセットされ、当日分を翌日へ繰り越せないため、月間容量制とは分けて検討しましょう。
DTI SIMの音声プランの料金・条件を公式サイトで確認する
X-mobile|少容量ならグリーンプランの1GB・月額715円
X-mobileのグリーンプランは、音声通話とデータ通信を1GB・月額715円から利用できます。無料通話は含まれませんが、発信が少なく、基本料金を抑えたい方の比較候補です。
データ容量は3GB・968円、5GB・1,111円などから選べます。容量が増えたときの料金も見ておくと、申し込み後の使い方を考えやすくなります。
通常の通話料は30秒21.89円です。短い電話をよくかける方は、月額550円の「かけたい放題ミニ」を追加すると、対象の国内通話が1回5分以内で定額になります。
X-mobileには複数のプランやコラボレーションサービスがあります。この記事は公式の「グリーンプラン」を基準にしているため、店舗や申込画面で案内されたプラン名と料金が同じか確認しましょう。
LIBMO|現在は3GB・980円、10月20日からは5GB・990円へ
LIBMOのなっとくプランは、音声通話付き3GB・月額980円から利用できます。少容量のネット利用を中心に、必要に応じて通話オプションを追加したい方の候補です。
通常の国内通話料は30秒22円です。5分かけ放題は月額550円、10分かけ放題は月額770円で、短い電話をかける頻度に合わせて選べます。
新プランへの切り替えに注意
LIBMOは、2026年10月20日から「超なっとくプラン」を提供する予定です。旧プランと新プランの内容を混同しないよう、申し込む時点の条件を確認しましょう。
| 比較項目 | なっとくプラン | 超なっとくプラン(提供予定) |
|---|---|---|
| 音声付きの最小容量・通常料金 | 3GB・980円 | 5GB・990円 |
| 新規受付・提供時期 | 2026年10月19日で新規受付終了予定 | 2026年10月20日提供開始予定 |
| 容量超過後の最大通信速度 | 200kbps | 300kbps |
既存のなっとくプラン利用者は、そのまま旧プランを利用できます。新プランへの変更はマイページで申し込み、翌月1日から反映されると案内されています。
通話中心ならゴーゴープランもある
データ通信がごく少量でよい方には、500MBと5分かけ放題がセットになった月額1,100円の「ゴーゴープラン」もあります。3GBプランに5分かけ放題を付ける場合とは、容量が異なります。
10月20日には、同じ0.5GB・5分かけ放題付き1,100円の「超ゴーゴープラン」も提供開始予定です。LIBMOでは音声SIMを開通から1年以内に解約すると、1か月分の月額料金相当の契約解除料が発生するため、短期利用ではこの条件も確認しておきましょう。
J:COM MOBILE|通常は1GB・1,408円、他サービス契約で容量増量
J:COM MOBILEのAプラン ST/SUは、1GB・月額1,408円から利用できます。比較表では、他サービスとの組み合わせを条件としない容量で掲載しています。
J:COMのテレビ、ネット、電気、固定電話など、対象サービスのいずれかを契約して「データ盛」が適用されると、料金はそのままで1GBが5GBに増量されます。すでに対象サービスを使っている方は、適用できるか確認するとよいでしょう。
通常の国内通話料は30秒22円です。5分かけ放題は月額550円、60分かけ放題は月額1,650円で追加できます。60分は1か月の合計ではなく、1回あたりの対象国内通話の長さです。
1GB・1,408円に5分かけ放題を付けた場合は、合計1,958円です。広告などで5GBと表示されている場合は、データ盛の適用条件を合わせて確認しましょう。
J:COM MOBILEの料金・データ盛の条件を公式サイトで確認する
電話をよくかける場合は、通話定額を付けた総額で比較
「音声通話付き」は電話番号で発着信できるという意味で、かけ放題が付いているとは限りません。短い国内通話を繰り返す方は、次のような組み合わせで比較できます。
| サービス | 比較するプラン・組み合わせ | 月額合計(税込) | データ通信 | 対象の国内通話 |
|---|---|---|---|---|
| ロケットモバイル | Dプラン1GB・765円+5分かけ放題550円 | 1,315円 | 月1GB | 1回5分以内 |
| DTI SIM | 音声プラン2GB | 1,485円 | 月2GB | 1回10分以内 |
| X-mobile | グリーンプラン1GB・715円+かけたい放題ミニ550円 | 1,265円 | 月1GB | 1回5分以内 |
| LIBMO | なっとくプラン3GB・980円+5分かけ放題550円 | 1,530円 | 月3GB | 1回5分以内 |
| J:COM MOBILE | Aプラン ST/SU 1GB・1,408円+5分かけ放題550円 | 1,958円 | 月1GB | 1回5分以内 |
※通常料金で計算しています。データ容量と通話定額の時間が異なるため、同じ内容のプランではありません。国際通話や各社指定の番号など、定額対象外の通話は別途料金がかかります。ロケットモバイルの通話定額は、公式に指定された00XY自動付与通話が対象です。
※LIBMOは10月19日まで新規受付予定のプランで計算しています。10月20日開始予定の超なっとくプラン5GB・990円に5分かけ放題550円を付ける場合は、合計1,540円です。
料金だけで比べるとX-mobileの1,265円が低くなっていますが、DTI SIMは10分かけ放題と2GBが含まれます。1回の通話が5分を超えやすい方は、10分かけ放題を基準に比較するとよいでしょう。
契約前に確認したい3つのポイント
毎月のデータ使用量と通話履歴を確認する
まずは、現在の契約先のマイページで、直近数か月のデータ使用量を確認しましょう。1GBで足りるのか、2〜3GBが必要なのかで候補が変わります。
通話も、1回5分以内なのか、10分近く話すことが多いのかを確認すると、必要な通話定額を選びやすくなります。
通常料金・特典・初期費用を分けて考える
期間限定の割引料金やポイント還元を含む実質料金は、ずっと続く基本料金ではありません。特典終了後の月額料金と、契約事務手数料やSIM発行手数料などの初期費用を確認しましょう。
J:COM MOBILEのデータ盛のように、他サービスの契約を条件とする特典もあります。新たに固定回線などを契約する場合は、スマホだけでなく全体の支払額で判断することが大切です。
対応端末と申込時のプラン名を確認する
手持ちのスマートフォンを使う場合は、各社の動作確認済み端末一覧で機種名を確認しましょう。対応回線やSIMの種類、設定方法も合わせて確認します。
LIBMOのようにプラン改定が近い場合や、同じ事業者が複数サービスを提供している場合は、記事に載っているプランと実際の申込内容が一致しているかも確認してください。
まとめ
今回の容量制プランの比較では、X-mobileが1GB・715円、ロケットモバイルが1GB・765円、LIBMOが3GB・980円、J:COM MOBILEが1GB・1,408円、DTI SIMが2GB・1,485円です。
少容量のネット利用と基本料金を重視する方にはX-mobileやロケットモバイルが候補になります。電話をよくかける方は、10分かけ放題込みのDTI SIMも比較するとよいでしょう。
LIBMOは10月20日に音声付き5GB・990円の新プランが提供開始予定です。J:COMの対象サービスをすでに利用している方は、J:COM MOBILEのデータ盛を確認する価値があります。
データ容量、通話時間、特典の条件、初期費用まで合わせて、自分の使い方に合うプランを選ぶのがおすすめです。