arrows M03の実機レビュー!6つの特徴とスペック、価格
富士通のarrows M03の新機能の実機レビュー
arrows M03の前機種にあたるarrows M02/RM02は、ミドルスペックでコストパフォーマンスが高いと評判になり、価格ドットコムの人気ランキングでも発売以来、常に上位にいました。
そして、一年の時を経て、満を持してarrows M03が、楽天モバイル、IIJmio、mineo、UQモバイル、Nifmo、イオンモバイル、LINEモバイルなど、ほとんどのMVNOから、端末の販売がされました。
2016年11月15日時点のカカクコムのSIMフリースマホの人気ランキングで4位に着けています。iPhone7やZenfone3など並みいる海外製スマホの中で大健闘しています。
私が使っていたarrows M02/RM02がコストパフォーマンスが良かったので、arrows M03にも期待をして、楽天モバイルで予約注文をして購入し、機種変更しました。
左がarrows M03で、右がM02です。
最小限の機能を備えたコストパフォマンス重視の雰囲気のarrows M02と比べると、ボディカラーの違いもありますが、arrows M03は今風の雰囲気がします。
あと、有機ELでなくなったので、液晶が明るくて見やすいです。
arrows M02から、arrows M03へ乗り換えるべきかどうか悩んでいる方も多いと思いますし、別の古い機種から乗り換えを検討している方もいると思いますので、arrows M03の特徴などを、レビューしてみたいと思います。
スポンサードリンク
[adsense]
arrows M03の6つの特徴
この記事の目次
1. デザイン性と外観
arrows M03の特徴の1つとして、本体に、ハードアルマイト処理をしたアルミ素材を採用して、デザイン性を高めて、高級感を演出しています。
sonyのXperiaシリーズのような雰囲気に仕上がっています。
手に持った感じも、マットな触り心地とアルミのひんやり感が気持ちいいです。
背面にはガラスのような透明の樹脂を張って、さらに高級感を高めています。
arrows M02の黒を使っていましたが、プラスチック製の素材にマットな塗装が施されていたので、ビジネスなど実用的なデザインでした。
打って変わって今風のスマホに多い高級感のあるボディになっています。
2. カメラ性能のアップ
1310万画素のメインカメラは超広角レンズを、500万画素のフロントカメラにも広角レンズを、センサーにはSONY製のCMOSセンサーを採用していて、カメラの性能は格段にアップしています。
広角レンズの採用で、今まで入りきらなかった風景や集合写真なども、余裕を持って撮影ができます。
前機種では画素数やレンズなどもコスパ重視のため、若干物足りない仕様になっていましたが、この点は大幅に改善されました。
フロントカメラとインカメラの切替がタップ1つでできるように改善されました。
arrows M03のカメラ機能の詳細なレビューの記事あります。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/arrowsm03_camera/”]
3. ワンセグ対応
arrows M03は、災害時の緊急放送などを視聴する事を一番の目的として、ワンセグを搭載しています。
なので、本体の右上にアンテナが収納されています。可動箇所は非常に細いのにギミックがしっかりした感じの作りになっています。
ちなみに、この夏モデルの国産スマホのほとんどがワンセグ、フルセグを搭載しています。arrows M03は、フルセグではないので、画質については、期待しないほうがいいでしょう。
arrows M03のワンセグのチャンネル設定のレビューの記事あります。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/arrowsm03_oneseg_area/”]
4. ジャイロセンサー搭載でポケモンGOのプレイOK
スペック的にも、問題なくポケモンGOがプレイできます。
中華系のミドルスペックのSIMフリースマホには、ジャイロセンサーを搭載していないものも多いのですが、arrows M03はジャイロセンサー搭載なので、ポケモンGOをARでのプレイも可能です。
5. バッテリーの容量増加
arrows M03のバッテリー容量は、2580mAhと、前機種のarrows M02の 2330mAhよりもスペックアップしています。
このシリーズの特長は省電力設計による電池持ちの良さです。
防水・防塵性への対応しているので、arrows M03は、アウトドアやキャンプなどの電源の無い環境でこそ、その力を発揮しそうです。
バッテリーセーバー機能も搭載しているので、節電も可能です。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/arrowsm03_battery/”]
6. その他
米MIL規格に準拠した防水・防塵性に対応しているので、お風呂でワンセグでテレビを見たり、キッチンでレシピを見たり、アウトドアでの使用にも安心です。
下部にあるmicro USB端子もキャップレスで防水対応なので安心です。右横に、ストラップホルダーがあります。
その他にも、おサイフケータイ機能、Super ATOK ULTIASなど、前機種と同じ国内向けの機能を搭載しています。
ちなみに、おサイフケータイで楽天EdyとモバイルSUICAは未対応のようですので注意してください。そのうち対応するとは思いますが。
arrows M03とarrows M02、HUAWEI P9 liteのスペック比較表
楽天モバイルなど格安SIMでは、arrows M03とASUSのZenFone 3 MAXの両方の取り扱うところが多いと思うので、スペックを比較してみました。
まず、arrows M02からarrows M03への大きな変更点は、ワンセグに対応している点です。これは、東日本大震災での経験から、スマホでTVやラジオからの情報収集の重要性が再認識された事で、対応が決まったそうです。
あとは、カメラ周りの性能、バッテリ容量などは格段にアップしています。プロセッサやメモリなどのスマホのエンジンとなる部分は変更がないようです。
そして、P9 liteとの比較においては、中華系スマホの特徴としてプロセッサや液晶関係は価格の割に高機能なので、P9 liteに軍配が上がります。
しかし、軽さやカメラの画素数、また、ワンセグやおサイフケータイ、防水・防塵対応など国内向けの機能は、arrows M03の方が充実しています。
![]() | ![]() | ![]() | |
メーカー | 富士通 | 富士通 | ASUS |
プラットフォーム | Android 6.0 | Android 5.1 | Android 6.0 |
プロセッサー 動作周波数 | Qualcomm MSM8916 クアッドコア 1.2GHz | Qualcomm MSM8916 クアッドコア 1.2GHz | MediaTek MT6737M クアッドコアCPU 1.44GHz |
画面サイズ | 5.0インチ IPS 1,280×720ドット HD | 5.0インチ 有機EL 1,280x720ドット HD | 5.2インチ 1280×720ドット HD |
メインメモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
記録装置 | 16GB マイクロSD(200GB) | 16GB マイクロSD(32GB) | 16GB マイクロSD利用可 |
カメラ | メイン:約1,310万 フロント:約500万 | メイン:約810万 フロント:約240万 | メイン:1,300万 フロント:約500万 |
バッテリー容量 | 2,580mAh | 2,330mAh | 4,100mAh |
サイズ | 高144mm 幅72mm 厚7.8mm | 幅141mm 奥68.9mm 厚8.9mm | 高149.5mm 幅73.7mm 厚8.55mm |
質量 | 約141g | 約149g | 約160g |
ワンセグ | ◯ | - | - |
おサイフケータイ | ◯ | ◯ | - |
防水・防塵対応 | ◯ | ◯ | - |
SIMサイズ | nano SIM | nano SIM | micro/nano SIM* |
カラー | シャンパンゴールド ピンク ブラック ホワイト | ゴールド ブラック ホワイト | シルバー ゴールド グレー |
値段(楽天モバイル) | 32,800円(税抜) | 29,800円(税抜) | 19,980円(税抜) |
下記の記事で、各MVNOでのarrows M03の価格を比較しています。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/arrowsm03_price/”]
arrows M03とM02/RM02のCPUのベンチマークを比較
Geekbench3を使って、arrows M03とM02/RM02のCPUのベンチマークを比較してみました。
同じQualcomm社の snapdragon410なので、ほとんど同じ数値になりました。
arrows M03のベンチマーク
arrows M02/RM02のベンチマーク
各MVNOでのarrows M03の価格
SIMフリー機なので、アマゾンやヨドバシカメラなどでも購入できますが、格安SIMでSIMと一緒に購入すると、割安で手に入れることができます。
また、時期によっては割引キャンペーンも行われるので、それを狙うのもオススメです。
一括購入 | 分割購入 | 通話SIM(3GB) | |
楽天モバイル | ↓(割引キャンペーン中) 29,800円 | ↓(割引キャンペーン中) 1,341円/月×24カ月 | 1,600円/月 |
LINEモバイル | 32,800円 | 無し | 1,690円/月 |
イオンモバイル | 40,800円 | 無し | 1,580円/月(4GB) |
mineo | 31,800円 | 1,325円/月×24カ月 | 1,600円/月(docomo) 1,510円/月(au) |
DMMモバイル | 33,800円 | 1,797円/月×24ヶ月 | 1,500円/月 |
UQモバイル | 33,800円 | 端末購入アシスト適用時 1,200円/月×24ヶ月+10,000円 | 1,680円/月 |
IIJmio | 32,800円 | 1,380円/月×24カ月 | 1,600円/月 |
NifMo | 35,556円 | 1,482円/月×24カ月 | 1,600円/月 |
OCN one | 32,800円 | 無し | 1,800円/月 |
BIGLOBE SIM | 無し | 1,490円/月×24カ月 | 1,600円/月 |
エキサイトモバイル | 32,800円 | 初回のみ1,382円 2ヶ月目以降 1,366円×23カ月 | 880円+700円/月 |
まとめ
arrows M03は、デザイン性、ワンセグへの対応とカメラ性能の向上が、今回のポイントです。
しかし、プロセッサやメモリ等が前機種のarrows M02と同じスペックなのは、非常に残念です。この点は評価の分かれ目になりそうです。
他のメーカーのミドルスペック機は、少しスペックの高いCPUを採用していたりするので、次のarrows M04での挽回を期待したいです。
今回も、arrows M02と同様に、水、防塵、耐衝撃、耐振動、耐塩水など14項目において高耐久の指標となるMIL規格をクリアしているので、お風呂やキッチンなどでも安心して使えます。
また、おサイフケータイにも対応しているので、楽天スーパーポイントを楽天Edyに替えて、コンビニで買物もできるので便利です。
中華系のミドルスペック機と比較すると、プロセッサなどで見劣りする部分もありますが、国産スマホのミドルスペック機としては、ワンセグやおサイフケータイ、防水・防塵対応など国内向けの機能を一通り搭載しているので、国産スマホとしてのコスパは高い機種です。
また、arrows M02のカメラに不満がある方で、おサイフケータイやワンセグが欲しい方には、arrows M03はオススメです。
あとは、長年、ドコモなどのキャリアで富士通製のスマホを使っていて、そろそろ格安SIMに切り替えたいと考えている方には、非常にオススメのミドルスペック機です。
そして、このarrows M03をベースにした法人向けSIMフリー機のARROWS M357がリリースされます。
国内向けの機能が付いた国産ミドルスペック機なので、仕事で使う上でセキュリティという面でも安心です。
また、ビシネス用として、WiFiハンドオーバー等の法人向けの機能を搭載しているようです。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/arrowsm03_camera/”]