シャープのAQUOS SH-M04の実機レビュー!最新ミドルスペック機の7つの特徴
シャープのAQUOS SH-M04の実機レビュー
シャープから、arrows M03に対抗するコストパフォマンスを重視したミドルスペック機のAQUOS SH-M04が登場しました。
今まで、富士通とシャープはSIMフリー機については住み分けをするような感じで、富士通は30,000円代のミドルスペック機、40,000円代シャープはミドルハイスペック機をメインにリリースしていました。
楽天モバイルやLINEモバイル等の登場でSIMフリーユーザーが増加して、海外製スマホがメインだった市場に、国産スマホのニーズが増え、富士通のarrows M02という国産ミドルスペック機への人気が出て、大ヒットしました。
30,000円クラスで、そこそこの機能の国産機というのが人気の理由なのですが、とうとうシャープもそのクラスに、AQUOS SH-M04を投入してきました。
AQUOS SH-M04は、シャープの強みであるIGZOディスプレイを搭載し、先行するarrows M03よりも高スペックなCPUとバッテリーを搭載して、30,000円代を実現しています。
ただ、コストダウンとして、ワンセグやメインカメラの広角レンズなどを搭載していません。
ということで、AQUOS SH-M04を楽天モバイルより購入して、実機をarrows M03と比較しながら紹介したいと思います。
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AQUOS SH-M04の7つの特徴
この記事の目次
1. IGZO液晶ディスプレイ
シャープと言えば、IGZO液晶ディスプレイで、AQUOS SH-M04にも搭載しています。
「液晶アイドリングストップ」という省エネ機能がついています。
arrows M03と比較すると、やや画像が細やかで鮮明な感じがします。
2. デザインと外観
arrows M03より軽くて、四隅はより丸みを帯びたラウンドデザインになってるので、片手でも持ちやすいです。
最近流行りのディスプレイのエッジデザインのように見えますが、液晶ディスプレイに馴染んだ黒いプラスチックの枠で囲まれています。
これによりスマホ本体が薄く見えます。
また、背面は、マット処理の金属製のボディとなっています。最近の流行りのガラスやクリアの樹脂等は使われおらずシンプルです。
背面の鮮やかなレッドを際立たせるには、クリア系のSH-M04用のソフトケースがオススメです。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/aquossh-m04_cover/”]
3. フロントカメラに1,310万画素カメラを搭載
メインカメラ1,310万画素、フロントカメラは500万画素とarrows M03と同じスペックになっています。
メインカメラは通常レンズですが、フロントカメラに広角レンズを採用しており、今まで入らなかった風景なども撮れるようになりました。
フロントカメラには、美肌補正などの女性向けの画像処理機能がついています。
また、動画ボタンをタップするだけで動画の撮影も可能です。
4. オクタコアCPUを搭載
Qualcomm MSM8937を採用しているので、arrows M03のQualcomm MSM8916よりもスペックは高いので、キビキビと動きそうです。
念のため、Geekbench3を使って、AQUOS SH-M04のベンチマークを調べてみました。Singleで625、Multiで1827でした。
arrows M03がSingleで491、Multiで1494だったので、AQUOS SH-M04の方が高い数値がでています。
5. SHツールがプリインストール
シャープ製スマホ用のアプリセットがプリインストールされています。
ボイスレコーダーや辞書などが無料で使えます。
6. のぞき見防止機能
AQUOS SH-M04には、スマホの覗き見を防止する「のぞき見ブロック」機能があります。
利用するには、画面の上部を下にスワイプさせて、メニューを表示させ、「のぞき見ブロック」をタップします。
起動すると液晶画面にフィルタが掛かって、のぞき見を防いでくれます。ただ、正面から見てもフィルタが薄くかかっている状態になるので、少し見えにくく感じます。
角度を変えると更に見えにくくなるので、上下左右からののぞき見を防ぐ効果はありそうです。
ただ、満員電車などの真後ろからののぞき見は完全に防ぐのは難しそうです。
7. その他
防水(IPX5/8)と、防塵(IP6X)に対応しており、下部のmicroUSB端子もキャップレスで防水対応です。
半身浴など長い時間お風呂に入る際に、動画を見たり、SNSをしたりメールをチェックしたりするのに使えそうです。
そして、キャップレスの方が、充電ケーブルの抜き差しが楽でいいです。
AQUOS SH-M04の取扱説明書について
ちなみに、AQUOS SH-M04には取扱説明書が付属していません。
コストダウンのためかオシャレなパッケージのためなのかは分かりませんが、クイックスタートガイドは付属していますが、取扱い上の注意書きばかりで、ほとんど中身がないです。
ということで、取扱説明書が必要な場合は、シャープのWEBサイトからダウンロードしてください。
AQUOS SH-M04と、arrows M03のスペック比較表
AQUOS SH-M04をarrows M03と比較をしてみたところ、大きな違いはほとんど無いのですが、CPUやバッテリー容量などの点で、arrows M03を少し上回るスペックにしているようです。
AQUOS SH-M04も国産スマホの定番機能であるおサイフケータイや防水機能などは搭載していますが、ワンセグのみ搭載していません。たぶん、コストを下げるためではないかと思います。
できれば、メインメモリを3GB以上にして欲しかったところです。これは、arrows M04の登場に期待ということで。
ただ、値段は30,000円を切っており、大ヒットした富士通のarrows M02を彷彿とさせるコストパフォーマンスの高さだと思います。
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メーカー | シャープ | 富士通 |
プラットフォーム | Android 6.0 | Android 6.0 |
プロセッサー 動作周波数 | Qualcomm MSM8937 オクタコア 1.4GHz+1.1GHz | Qualcomm MSM8916 クアッドコア 1.2GHz |
画面サイズ | 5.0インチ IGZO液晶 1,280×720ドット HD | 5.0インチ IPS 1,280×720ドット HD |
メインメモリ | 2GB | 2GB |
記録装置 | 16GB マイクロSD(256GB) | 16GB マイクロSD(200GB) |
カメラ | メイン:約1,310万 フロント:約500万 | メイン:約1,310万 フロント:約500万 |
バッテリー容量 | 2,700mAh | 2,580mAh |
サイズ | 高143mm 幅71mm 厚8.3mm | 高144mm 幅72mm 厚7.8mm |
質量 | 約138g | 約141g |
ワンセグ | - | ◯ |
おサイフケータイ | ◯ | ◯ |
防水・防塵対応 | ◯ | ◯ |
SIMサイズ | nano SIM | nano SIM |
カラー | レッド、ネイビー、ホワイト | シャンパンゴールド ピンク ブラック ホワイト |
値段 | 29,800円(税抜) | 32,800円(税抜) |
ちなみに、AQUOS SH-M04の内部ストレージの残量は下記の記事を参考にしてください。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/aquosshm04-strage/”]
まとめ
30,000円代の国産ミドルスペック機に、シャープが参入したことで、選択肢が広がりました。
ワンセグが欲しい方、野球好きの男性などは、arrows M03がおすすめですが、女性には、軽くて美肌補正や手鏡モードがあるAQUOS SH-M04がおすすめです。
できるかぎり高スペックを求めるなら、中華系のスマホなどが良いかと思います。
この流れで、SonyもSimフリー向けの30,000円代のXperiaのミドルスペック機を投入して欲しいですね。
AQUOS SH-M04のスクリーンショットの撮り方は下記の記事を参考にしてください。
[blogcard url=”https://weblife-balance.com/aquosshm04-screenshots/”]